マグナスの眼の力を手中に収めんと暴走を始めたアンカノ。
アルベルティーナ一行は彼を阻止すべく、マグナスの眼に対抗しうる唯一の秘宝、マグナスの杖を求めてラビリンシアンへ赴く。
遺跡の最奥部に封じられていた古代の大魔術師との激闘の果て、一行は遂にマグナスの杖を手に入れることに成功した。
事態は一刻を争う。急ぎウィンターホールド大学へ戻らねばならない。
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ミラ「うわー象さん氷に埋まっとる!何これすごい!」

アルベルティーナ「マンモスの冷凍保存…炎魔法で解凍したらイケるかしら…ジュルリ」

モニカ「さっさと行くわよ二人共」 
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 ウィンターホールドへ到着すると、なんと大学全体を巨大な障壁が覆っていました。
このままでは近付けません。が、今の我々にはマグナスの杖がある。
杖を用いて障壁の魔力を吸収、突破。アンカノの元へ急ぎます。
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アルベルティーナ「そこまでよ、アンカノ!今から生まれてきたことを後悔する程に痛めつけてやるから覚悟なさい!」 

ミラ「そのきれいな顔をトロールもびっくりのスプラッタな状態にしたる!」

モニカ「…ね、年貢の収め時よ、アンカノ!」

アンカノ「えっ何この人たち怖い…だが私にはマグナスの眼の力がある!そう簡単にはやられんぞ!」 シュビビビビビ

モニカ「な、何…?体が…動かない…っ!」

ミラ「えぇっ?ウ、ウチもや…これもマグナスの眼の力なん?」

アルベルティーナ「無事なのは私だけみたいね…マグナスの杖のおかげかしら」

アンカノ「マグナスの杖…?いつの間にそんなものを持ち出した?まあいい。その杖があれば、私は更に強大になれる!さあ、覚悟するのは貴様らの方だ!」

アルベルティーナ「一騎打ちって訳ね…いいわ、やってやろうじゃないの!」

~激闘中~(SS撮り忘れ)

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 アンカノ「マグナスの杖には敵わなかったよ…」チーン

アルベルティーナ「はぁ…はぁ…アンカノのくせにやるじゃない…でも、私の勝ちよ…!」

ミラ「さっすがアルちん!いざって時はやってくれますやん!」

モニカ「これでスカイリムの平和は守られた…アル、お見事だったわ」

アルベルティーナ「いやーそれほどでも…って、あら…?」enb 2014_06_05 11_50_33_29
クアラニル「見事だアルベルティーナよ。やはりお前を選んだ我々の目に狂いはなかった」

ミラ「!こ、こいつらがサイジック会…?いつも時止められてから実際に見るんは初めてや…」

 モニカ「ここに来て私達の前にも姿を見せるなんて…一体何が目的?」

クアラニル「事の顛末を見届けて欲しいのだ。アルベルティーナだけでなく、彼女と共に戦ったお前達にも」
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クアラニル「マグナスの目はサイジック会が管理する。人類にはまだ、これを使いこなせるだけの準備ができていない」

アルベルティーナ「…あなたたちが、その眼を悪用しないっていう保証はあるのかしら…?」

クアラニル「口約束だけでは信用出来ないかもしれないが…この眼は我々サイジック会を含め、誰の手にも届かないような場所へと封印する。いつか人類にこの眼を扱いきれるだけの叡智が備わった時…、その時に、我々は再び現れるだろう」

クアラニル「短い間だったが、お前と会うことができてよかったよ、アルベルティーナ。これで見納めになるだろうが、お前にエセリウスの恵みがあることを祈っている。さらばだ」 

アルベルティーナ「ま、待って…!杖は…マグナスの杖はどうするの?」

クアラニル「その杖はお前に預けておく。マグナスの眼が与えた影響はまだスカイリム各地に残っているからな。その杖を使って、眼が残したそれらの爪痕を消し去ってくれ」

クアラニル「何、心配する必要はない。杖は眼とは異なり、魔力を奪うだけの代物だ。暴走する恐れはない。それにお前なら、扱い方を誤る心配もないだろう」

クアラニル「短い間だったがこれでお別れだ、アルベルティーナ。今後はこのウィンターホールド大学のアークメイジとして、スカイリムの魔術師たちを率いていってくれ。これはお前にしかできない役目だからな。頼んだぞ」

アルベルティーナ「え…アークメイジ…?ちょ、ちょっと待って、クアラニル!まだ話は…」
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アルベルティーナ「行ってしまった…」

トフルディル「これで、何もかも終わったということか…」

アルベルティーナ「トルフディル先生!」

トルフディル「話は聞いておったよ。全くの部外者に学内の人事を決められるというのはどうかとも思ったが…アルベルティーナ、お前はそれだけの働きをしてくれた」

トルフディル「お前なら、この大学の長として立派に務めてくれるだろう。お前をアークメイジとして迎えられて光栄じゃよ」 

アルベルティーナ「ほ、ホントにいいのかしら…私、大学に入ってまだ一月も経ってない気がするんだけど…」

ミラ「まーええんちゃう?学校の偉いさんが認めてくれてるんやし!これからは胸を張ってアークメイジって名乗り!」

モニカ「何かトントン拍子に話が進んだわね…まあ、これまでの苦労が報われたってことかしら?」

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サールザルに端を発する、スカイリム全土を巻き込む騒動はこうして幕を閉じた。
受けた傷は大きい。サボス・アレン、ミラベル・アーヴィンは死んだ。ウィンターホールドの街も甚大な損害を被り、そこに暮らす人々との軋轢も増してしまった。だが、大学には新しい風が吹き始めた。若き学長を迎え、大学はきっとこれまでにない発展を遂げることだろう。街の人々とのわだかまりも、いつか必ず解消されるに違いない。

大学の明るい未来を、サイジックの僧兵たちははどこからともなく見つめ続けていた…。


ウィンターホールド大学編 ~完~