ホワイトラン、酔いどれハンツマン
ミラ「…でなでなー!油断して近づいてきたところをこう、ズバーってなあ!」
ミラ「んでんで!上から敵が3人やってきて危ない!って思ったとこをモニカお姉がブスッ!って感じでぇ~」
ジェナッサ「へぇ、やるじゃない。二人共、ますます腕を上げたようね」
エルリンドル「ミラちゃん、まだ18だろ?モニカちゃんは丁度ハタチだっけか。二人共まだ若いのに随分修羅場をくぐってきてるねぇ」
ミラ「ウチは小さい時分からおとんに連れられて世界中旅して回って鍛えられてるしな!この程度おちゃのこさいさいやで!」
ミラ「それにモニカお姉はフェザーショット家の長女やしな!あのおかんの鬼のようなシゴキで育ってきたんやから相当やで!」
モニカ「あら、エルリンドルさんにジェナッサ姐さんも。3人で盛り上がってるようね」
ミラ「あ、お姉おかえりー!」
ミラ「どやった?山賊討伐の報酬、いくらやった?」
モニカ「あのハゲ親父(プロベンタス)、いつもはケチるくせに今回は弾んでくれたわ。あの山賊共に相当手を焼いていたようね」
エルリンドル「あそこの山賊共には俺たち兄弟も随分困らされたよ。あの辺にはいい狩場があるってのに、あいつらのせいで近付けやしなかったんだ」
ミラ「んで、いくら?いくら貰えたんよお姉ー?」
モニカ「フフ、聞いて驚かないでよ?…なんと!200ゴールドも頂きましたー!」
ミラ「200ぅ!?いつもの倍やん!やったー!あの薬缶頭のおっさんもたまにはええことしてくれるやん!」
エルリンドル「200ゴールドも貰えたのかい?やったじゃないか。これで夢にまた一歩近づいたんじゃないかい?」
モニカ「家財一式まで揃えるには10000ゴールドは必要だからまだまだ先ね。それに今回の収入はエルリンドルさん、全部あなたのものよ」
エルリンドル「ええっ?何言ってるんだいモニカちゃん。200ゴールドなんて大金、受け取れるわけないじゃないか」
ミラ「おっちゃん何言っとん!うちらいつもお世話になりっぱなしやん!ここに居候させてもらってる上に、仕事も紹介してもらってんのやから!」
モニカ「これまでほとんどお礼らしいお礼できてなかったし。私達からの気持ちだと思って、どうか受け取って欲しいなって」
エルリンドル「とんでもないさ!こっちは君たち美人姉妹がいるお陰で商売繁盛してるんだ。それに狩りだって何度も手伝ってもらってるし…」
ミラ「そんなんうちらが受けてる恩に比べれば小さいもんやんか!ええから受け取ってーな」
エルリンドル「さすがに全額受け取る訳にはいかないよ。君たちにだって夢があるんだろ?今回はそうだな…50ゴールドで十分さ」
モニカ「でも…」
エルリンドル「気持ちだけでもお腹いっぱいさ。後のゴールドは夢に使うといい」
ミラ「おっちゃん…ホンマあんがと」
モニカ「お言葉に甘えるわ、エルリンドルさん。本当にありがとう」
エルリンドル「はっはっは、なんだか照れるな。まあ二人共、これからも頑張れよ」
ジェナッサ「…私も何か用意したほうがいいかしら…?」
エルリンドル「ジェナッサ、君まで…そういうのは本当に気にしなくていいから。君は大切な常連さんだしね」
ジェナッサ「あらそう?じゃあやめとくわ」
ミラ「さすが姐御…初めからそんなつもりなかったんちゃうの」
ジェナッサ「あら、バレちゃったかしら?ふふ、冗談よ。今度私の好きなスジャンマでも持ってきてあげる」
ミラ「す、すじゃんま!うわーめっちゃ楽しみやんそれ!」
モニカ「ミラ…なんであんたが飲む気満々なのよ」
ミラ「えっ。あ、あかんの…?だってウチ、まだそれ飲んだことないし…」
※このスカイリム世界では16歳からお酒が飲めます。未成年の飲酒はダメ、ゼッタイ!
エルリンドル「はっはっは、ミラちゃんは相変わらずだねぇ」
ジェナッサ「ところで、さっき話してた夢っていうのは…」
モニカ「あら、姐さんには話してなかったっけ?
実は私達、マイホームを買うのが夢なの」
ジェナッサ「マイホーム…そういえば以前、モニカが20歳になった時に独り立ちして家を出たって言っていたわね」
ミラ「お姉が家からほっぽり出されて早2年!ウチもお姉を追ってスカイリムまで戻ってきたけど、やっぱ帰ってこれる場所ってのが欲しいよな~」
モニカ「という訳で目下資金を集め中。今のところ4000ゴールドは溜まったんだけど…」
ミラ「今ホワイトランで売りに出してるブリーズホーム!あれが5000ゴールドやからもう少しや!」
モニカ「家財道具も揃えようと思ったらもっと必要だから、まだまだ頑張らなくちゃ」
ジェナッサ「…あなた達、この街に来てまだ1年とちょっとくらいよね?」
ミラ「うん。それがどうかしたん?」
ジェナッサ「この街の市民権は獲得したのかしら?この街の家、というか土地はこの街の市民として認められていないと買えないはずだけど…」
ミラモニ「!? 」
エルリンドル「ええ…もしかして二人共知らなかったのかい…?」
ミラ「お、おっちゃーん!!なんで教えてくれんかったんよー!!ひどいわー!!」
エルリンドル「て、てっきり知ってるものとばかり…プロベンタスから何も聞かされてなかったのかい…」
モニカ「あ、あのハゲ親父…今度会ったら膝に矢をしこたまぶち込んでやろうかしら…」
ジェナッサ「まあまあ、落ち着きなさいよ二人共…」
ひたすらまっすぐに夢を追うミラモニ姉妹!
けれどもあんまりまっすぐ過ぎても道に迷ってしまうから気をつけなきゃダメだぞ!
二人の夢は、明日はどうなる!?次回へと続く!
ジェナッサ「しょうがないわね…私からイリレスに話をしてみるわ。だけど、あまり期待はしないで頂戴ね?」
ミラ「あ、姉御ー!ありがと~~!!」
コメント
コメント一覧 (4)
コメントありがと~ごぜぇます!
更新頻度ガバガバですがよろしくお願いします><
自分もフォロワーさんのサイト巡回しなきゃ…
執政という偉い立場でも膝に矢を受けたら衛兵にならなきゃならないんでしょうか…検証してみる価値がありそうですね(意味不明)