ファレンガー「ふぅ…この仕事も何とか片付いたな」
ファレンガー「もう少し時間がかかるかと思ったが、まだ夜8時か。寝るにはまだ早いな…」
ファレンガー「そう言えば、途中までしか読んでいなかった本があったな。確か題名は…天空の子供達、だったか」
ファレンだ―「これだこれだ。この本を読み終える頃には、ちょうど良い時間になっているだろう」
…ファレンガー読書中…
ファレンガー「…誇張ありきとはいえ、声の力で城壁を突き崩すとは…。古代ノルド人は恐ろしい連中だ。この力を蘇らせることはできないものだろうか…おっと、もう読み終わってしまったのか」
ファレンガー「中々面白い本だった。さて、どれくらい時間が経っただろう?」
20:03
ファレンガー「…おかしいな?たしか読み始めた時が8時丁度だったはずだが…時計を見間違えていたのか?」
ファレンガー「ふむ…どうにも腑に落ちんがもう少し時間をつぶす必要があるみたいだな。他に読んでいない本といえば…そういえば、アレがあったな…」
ファレンガー「ゴクリ…。俺の槍も磨いて貰いたいものだ…。しかしせっかく磨いてもらえるのなら、アルゴニアンよりもカジートに磨いてもらった方が良いな…ふぅ」
ファレンガー「さすがにもう寝る時間になってるだろう。なんたって槍を磨いているシーンを5回は読み返したからな。あのシーンは最高だった」
ファレンガー「さて、時計はっと…」
20:06
ファレンガー「なんでだよ!!!」
ファレンガー「さすがに今回ばかりは納得できんぞ!?何故3分しか経っていなんだ!?5回も読み返した上にその場面を生々しく想像して興奮を覚えていたというのに!!何故!!」
ノーラ「…どうしたの、先生?」
ファレンガー「お、おお、ノーラか…。聞いてくれ、俺はもしかしたらデイドラに弄ばれているのかもしれない…」
ノーラ「…?」
ファレンガー「時間が経たないんだ…。寝るには少し早いだろうと、本を2冊も読み漁ったんだが、10分も経っちゃいない」
ファレンガー「時計の見間違いなどでは断じて無い。催眠術だとか幻惑魔法だとかそんなチャチなものでも断じてない。 もっと恐ろしいものの片鱗を味わった気分だ…」
ノーラ「…それは仕様」
ファレンガー「…は?」
ノーラ「だから…それは仕様。インベントリを開いてる間は、ゲーム内の時間は経過しない。本を読んでる時も同様」
ノーラ「何冊読んだって同じ。時間を潰したいなら、待機を使えばいいと思う」
ファレンガー「の、ノーラ、何を言って…」
ノーラ「もしかして、待機のやり方がわからない?確かデフォルトはTキーで使用できたはず…設定を変更しているなら、ESCキーの設定画面から確認できるから、もしどのキーに登録したのか忘れたなら見てみたらいい」
ファレンガー「…そうか、そうだったな。これはゲーム、なんだったな…」
ファレンガー「だがな、俺は…待機などは使わず、ただ本を読んで時間を潰したかったんだ」
ファレンガー「それが、ロールプレイ、というものだろう…?」
ノーラ「…そういう事。それなら、良いMODがある」
ファレンガー「…何?」
ファレンガー「Living Takes Time…?なんのMODなんだ、これは?」
ノーラ「本を読んでいる間やクラフトをした時、インベントリを開いている間にも時間を経過させることができるようになるMOD」
ファレンガー「本を読んでいる間にも…?まさにうってつけじゃないか!俺みたいに生活ハードコアMODを入れて待機やファストトラベル縛りをしているRP重視プレイヤーには垂涎の一品だ!」
ノーラ「MCMを開くと、項目がたくさんある。本を読む時の設定ならこれ(Reading)。」
ノーラ「Reading Takes Time?と聞かれているけど、この項目にチェックを入れれば、本を読む時に時間が経過するようになる」
ノーラ「Time Multiplierの数値がその動作をしている時の時間の経つスピード。数値を小さくすれば時間が経ちにくく、大きくすれば経ちやすくなる」
ノーラ「Block read while in combat?は戦闘中にもこの動作を行えるようにするかどうかを聞いている。チェックを入れれば戦闘中は本を読めなくなる」
ファレンガー「敵に襲われているというのに悠長に本を読めるわけがない。RP的にはチェックを入れておいたほうがいいな」
ノーラ「Reading increases speach…これは本を読んでいる間に話術スキルの経験値が増加するようになる」
ノーラ「その下の項目(Reading increase Multiplier)は増加速度の早さを決める。一番下の項目(Learning Spell Time)は呪文の書で新たな魔法を習得した時に経過させる時間を設定する」
ファレンガー「魔術の習得にも、それ相応の時間がかかるということか…。RP的にはあって損はないな」
ノーラ「これが実際に本を読んでみた時の画面。呪文の書の場合は読んだ後即座に時間が経過するけど、通常の本の場合は読んでいる時間に合わせてゲーム内時間が進むようになっている」
ファレンガー「画面左上に1時間47分経過したとあるが…この文章は時間が経つ度毎回表示されるのか?」
ノーラ「もし邪魔ならこの画面のShow message nottifications?のチェックを外せばいい。そうすれば表示されなくなる」
ノーラ「これがクラフトの設定画面。使用している文字フォントのせいでテキストが重なってしまっているけど…」
ファレンガー「これは面白いな。作るアイテムの種類によって、それぞれ時間を設定できるのか」
ノーラ「簡単に作れそうなアイテムなら少しだけ、鎧や大型の武器を作るときにはそれだけ多くの時間を設定すれば、より現実的になる」
ノーラ「これはメニュー画面を開いた時の設定。アイテム画面、魔法画面、ジャーナル、マップそれぞれの時間の設定ができる」
ファレンガー「これらにも戦闘中は使用不可にする、という設定を適用できるのか」
ノーラ「うん。設定次第で戦闘をよりハードなものにすることができる」
ノーラ「戦闘中でも、お気に入り画面やショートカットを使うことはできる。RP的には道具をカバンの奥にしまいこんでいるか、手元のポーチに入れてすぐに使えるようにしているか、みたいに考えればいい」
ノーラ「また、Time Multiplierの数値を0にすることで、時間を経過させず戦闘中に使えなくするだけ、と言う設定もできる。その辺りは各自好きに設定すればいい」
ファレンガー「他にもLootingやTrainingなどの項目があるようだが…」
ノーラ「さすがに全部説明するのは大変。基本的な使い方は教えたつもりだから、後は自分の目で確かめて」
ノーラ「あ、あと最後にひとつ。このMODは設定を保存することが可能。この画面の…
Save settingsとLoad settingsでそれぞれ保存・読み込みが可能」
ファレンガー「なるほど、この機能を使えば、いちいちセーブデータ毎に各項目を設定し直す必要も無いということか」
ノーラ「そういうこと。保存したデータはData\SKSE\plugins\FISS\LTTの中に保存される」
ファレンガー「大体はわかった…これで寝る前のちょっとした時間潰しに困ることはなくなる訳だ」
ノーラ「かなり細かいところまで設定できるから、自分のRPスタイルにあった調整をしてみて。きっといいRP生活が送れると思う」
ファレンガー「つくづく、優秀な助手を持てて良かったと思うよ。さっそく使ってみるとしよう。Reading Time Multiplierの数値を弄って…」
ノーラ「じゃあ、時間も遅いし私はこれで。また明日、先生」
ファレンガー「ああ、ありがとうノーラ。また明日」
~そして夜が明けて~
ノーラ「先生、Living Takes Timeの使い方はもう覚えた?って、あれ…」
ファレンガー「の、ノーラ…ノーラなのか…?」
ノーラ「…先生、何してるの?」
ファレンガー「き、昨日教えてもらった…アレを使って本を読み漁っている内に…ね、寝落ちしてしまって…」
ノーラ「あぁ…それで気が付いて本を閉じた瞬間、溜まってた疲労や空腹が一気に押し寄せてきたってこと…。それは辛い」
ファレンガー「ね、眠い上にひもじい…の、喉も渇いて…し、死ぬぅぅぅぅ…」
ノーラ「Realistic Needs and Diseasesを入れているのにそんなことをするから…待ってて。今食べ物と飲み物を持ってくる」
ファレンガー「は、はやく…ノーラ…はやく…」
MOD紹介 ~Living Takes Time~ おわり
みんなも夜更かしには注意するんだぞ!ファレンガーおじさんとの約束だ!
ファレンガー「そう言えば、途中までしか読んでいなかった本があったな。確か題名は…天空の子供達、だったか」
ファレンだ―「これだこれだ。この本を読み終える頃には、ちょうど良い時間になっているだろう」
…ファレンガー読書中…
ファレンガー「…誇張ありきとはいえ、声の力で城壁を突き崩すとは…。古代ノルド人は恐ろしい連中だ。この力を蘇らせることはできないものだろうか…おっと、もう読み終わってしまったのか」
ファレンガー「中々面白い本だった。さて、どれくらい時間が経っただろう?」
20:03
ファレンガー「…おかしいな?たしか読み始めた時が8時丁度だったはずだが…時計を見間違えていたのか?」
ファレンガー「ふむ…どうにも腑に落ちんがもう少し時間をつぶす必要があるみたいだな。他に読んでいない本といえば…そういえば、アレがあったな…」
ファレンガー「ゴクリ…。俺の槍も磨いて貰いたいものだ…。しかしせっかく磨いてもらえるのなら、アルゴニアンよりもカジートに磨いてもらった方が良いな…ふぅ」
ファレンガー「さすがにもう寝る時間になってるだろう。なんたって槍を磨いているシーンを5回は読み返したからな。あのシーンは最高だった」
ファレンガー「さて、時計はっと…」
20:06
ファレンガー「なんでだよ!!!」
ファレンガー「さすがに今回ばかりは納得できんぞ!?何故3分しか経っていなんだ!?5回も読み返した上にその場面を生々しく想像して興奮を覚えていたというのに!!何故!!」
ノーラ「…どうしたの、先生?」
ファレンガー「お、おお、ノーラか…。聞いてくれ、俺はもしかしたらデイドラに弄ばれているのかもしれない…」
ノーラ「…?」
ファレンガー「時間が経たないんだ…。寝るには少し早いだろうと、本を2冊も読み漁ったんだが、10分も経っちゃいない」
ファレンガー「時計の見間違いなどでは断じて無い。催眠術だとか幻惑魔法だとかそんなチャチなものでも断じてない。 もっと恐ろしいものの片鱗を味わった気分だ…」
ノーラ「…それは仕様」
ファレンガー「…は?」
ノーラ「だから…それは仕様。インベントリを開いてる間は、ゲーム内の時間は経過しない。本を読んでる時も同様」
ノーラ「何冊読んだって同じ。時間を潰したいなら、待機を使えばいいと思う」
ファレンガー「の、ノーラ、何を言って…」
ノーラ「もしかして、待機のやり方がわからない?確かデフォルトはTキーで使用できたはず…設定を変更しているなら、ESCキーの設定画面から確認できるから、もしどのキーに登録したのか忘れたなら見てみたらいい」
ファレンガー「…そうか、そうだったな。これはゲーム、なんだったな…」
ファレンガー「だがな、俺は…待機などは使わず、ただ本を読んで時間を潰したかったんだ」
ファレンガー「それが、ロールプレイ、というものだろう…?」
ノーラ「…そういう事。それなら、良いMODがある」
ファレンガー「…何?」
ファレンガー「Living Takes Time…?なんのMODなんだ、これは?」
ノーラ「本を読んでいる間やクラフトをした時、インベントリを開いている間にも時間を経過させることができるようになるMOD」
ファレンガー「本を読んでいる間にも…?まさにうってつけじゃないか!俺みたいに生活ハードコアMODを入れて待機やファストトラベル縛りをしているRP重視プレイヤーには垂涎の一品だ!」
ノーラ「MCMを開くと、項目がたくさんある。本を読む時の設定ならこれ(Reading)。」
ノーラ「Reading Takes Time?と聞かれているけど、この項目にチェックを入れれば、本を読む時に時間が経過するようになる」
ノーラ「Time Multiplierの数値がその動作をしている時の時間の経つスピード。数値を小さくすれば時間が経ちにくく、大きくすれば経ちやすくなる」
ノーラ「Block read while in combat?は戦闘中にもこの動作を行えるようにするかどうかを聞いている。チェックを入れれば戦闘中は本を読めなくなる」
ファレンガー「敵に襲われているというのに悠長に本を読めるわけがない。RP的にはチェックを入れておいたほうがいいな」
ノーラ「Reading increases speach…これは本を読んでいる間に話術スキルの経験値が増加するようになる」
ノーラ「その下の項目(Reading increase Multiplier)は増加速度の早さを決める。一番下の項目(Learning Spell Time)は呪文の書で新たな魔法を習得した時に経過させる時間を設定する」
ファレンガー「魔術の習得にも、それ相応の時間がかかるということか…。RP的にはあって損はないな」
ノーラ「これが実際に本を読んでみた時の画面。呪文の書の場合は読んだ後即座に時間が経過するけど、通常の本の場合は読んでいる時間に合わせてゲーム内時間が進むようになっている」
ファレンガー「画面左上に1時間47分経過したとあるが…この文章は時間が経つ度毎回表示されるのか?」
ノーラ「もし邪魔ならこの画面のShow message nottifications?のチェックを外せばいい。そうすれば表示されなくなる」
ノーラ「これがクラフトの設定画面。使用している文字フォントのせいでテキストが重なってしまっているけど…」
ファレンガー「これは面白いな。作るアイテムの種類によって、それぞれ時間を設定できるのか」
ノーラ「簡単に作れそうなアイテムなら少しだけ、鎧や大型の武器を作るときにはそれだけ多くの時間を設定すれば、より現実的になる」
ノーラ「これはメニュー画面を開いた時の設定。アイテム画面、魔法画面、ジャーナル、マップそれぞれの時間の設定ができる」
ファレンガー「これらにも戦闘中は使用不可にする、という設定を適用できるのか」
ノーラ「うん。設定次第で戦闘をよりハードなものにすることができる」
ノーラ「戦闘中でも、お気に入り画面やショートカットを使うことはできる。RP的には道具をカバンの奥にしまいこんでいるか、手元のポーチに入れてすぐに使えるようにしているか、みたいに考えればいい」
ノーラ「また、Time Multiplierの数値を0にすることで、時間を経過させず戦闘中に使えなくするだけ、と言う設定もできる。その辺りは各自好きに設定すればいい」
ファレンガー「他にもLootingやTrainingなどの項目があるようだが…」
ノーラ「さすがに全部説明するのは大変。基本的な使い方は教えたつもりだから、後は自分の目で確かめて」
ノーラ「あ、あと最後にひとつ。このMODは設定を保存することが可能。この画面の…
Save settingsとLoad settingsでそれぞれ保存・読み込みが可能」
ファレンガー「なるほど、この機能を使えば、いちいちセーブデータ毎に各項目を設定し直す必要も無いということか」
ノーラ「そういうこと。保存したデータはData\SKSE\plugins\FISS\LTTの中に保存される」
ファレンガー「大体はわかった…これで寝る前のちょっとした時間潰しに困ることはなくなる訳だ」
ノーラ「かなり細かいところまで設定できるから、自分のRPスタイルにあった調整をしてみて。きっといいRP生活が送れると思う」
ファレンガー「つくづく、優秀な助手を持てて良かったと思うよ。さっそく使ってみるとしよう。Reading Time Multiplierの数値を弄って…」
ノーラ「じゃあ、時間も遅いし私はこれで。また明日、先生」
ファレンガー「ああ、ありがとうノーラ。また明日」
~そして夜が明けて~
ノーラ「先生、Living Takes Timeの使い方はもう覚えた?って、あれ…」
ファレンガー「の、ノーラ…ノーラなのか…?」
ノーラ「…先生、何してるの?」
ファレンガー「き、昨日教えてもらった…アレを使って本を読み漁っている内に…ね、寝落ちしてしまって…」
ノーラ「あぁ…それで気が付いて本を閉じた瞬間、溜まってた疲労や空腹が一気に押し寄せてきたってこと…。それは辛い」
ファレンガー「ね、眠い上にひもじい…の、喉も渇いて…し、死ぬぅぅぅぅ…」
ノーラ「Realistic Needs and Diseasesを入れているのにそんなことをするから…待ってて。今食べ物と飲み物を持ってくる」
ファレンガー「は、はやく…ノーラ…はやく…」
MOD紹介 ~Living Takes Time~ おわり
みんなも夜更かしには注意するんだぞ!ファレンガーおじさんとの約束だ!
コメント
コメント一覧 (3)
おもしろいし分かりやすい…!Flashさんらしい紹介の仕方で、とてもおもしろかったですw
みらもに!のRPの記事でも常々感じてますが、文才素晴らしいっす!(*´Д`)
MODの紹介ひとつでも、それぞれブログの特色があって、読んでて楽しいですね~♪
特にインベントリからアクセスする読書システムの時間経過modは数が少なく理想形のものを知らなかったので、この記事を読むことができて本当に嬉しかったです。
いななさん、ありがとう!
お褒めにあずかり光栄でございます!今回は思いつきでキャラ同士を会話させながらMODを紹介する、という手法をとってみました。
ほぼ勢いだけで書いたものなのですが楽しんでいただけたのなら幸いです。
文才なんてありゃしません。小説風な文章とかはからっきしなんで><ああいうの書いてみたいなぁとは思うんですが。
これからもこうやって突発的に記事を起こすと思いますが、何卒よろしくお願いします。
>>読書好きのドラゴンボーンさん
自分の記事が役に立って何よりです!読書好きの方には最高のMODだと思います。
ゲーム内の知識を深めながらロールプレイにも寄与し、その上話術スキルまで上昇させられるんですから。
もっと有名になればいいなーと思いささやかながら記事を書かせていただきやした。これからも比較的マイナーなMODを気まぐれに紹介していこうと思いますので、また見てやって下さい!