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ミラ「…でなー!サンちゃんが危ない!ってなったとこに、お姉の矢がアイアンハンドの肩にブスリ!」
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ミラ「そこにウチが突撃ー!さすがのアイアンハンドもびっくり!お姉の矢傷&サンちゃんとやり合って疲れてたんも合ってあっさり撃破!」

ミラ「3対1でちょい卑怯やったけど…まあこっちも仲間の命懸かっとったしな!」
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 ジェナッサ「命のやり取りに卑怯もクソもないわよ」

エルリンドル「ましてや相手は山賊だろ?そんなの気にする必要無いと思うけどな」

ミラ「へへ、あんがと!…とまあこんな感じで、アイアンハンド団は人知れず壊滅しましたとさー!めでたしめでたし!」
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エルリンドル「いやー、今回も面白い話を聞かせてもらったよ。まさかあの悪名高いアイアンハンドがこの街の近くにいたなんてねぇ」
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ジェナッサ「衛兵の連中、秘密を守る事だけは上手いみたいね。私も今の今まで知らなかったわ」 
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モニカ「アイアンハンド団が相手と聞いた時は不安だったけど…今回上手く行ったのはサンドラのお陰ね」

エルリンドル「それにしてもそのサンドラちゃん、だっけ?折角だから報酬受取っとけばよかったのにねぇ。随分と欲のない娘だよ」

ミラ「ホンマそれなー…もうちょっと一緒におりたかったんやけど…でもまあ、また会うって約束したし?」

ミラ「そん時はおっちゃんらにも紹介するで~!サンちゃんおっぱいめっちゃデカいからな!おっちゃんゼッタイびっくりするわ!」
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エルリンドル「…おっぱいがデカい…そ、それは本当かい…?」ゴクリ
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ジェナッサ「…何鼻の下伸ばしてるのよ、この助平」

エルリンドル「いやあだってねぇ?おっぱいってのは男の夢だからねぇ…これは会うのが楽しみだ!」

ミラ「おっちゃん開き直りすぎやろ…まあええけど!」
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モニカ「…ミラ、そろそろ時間よ。お喋りはこれくらいにして、行きましょ?」
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ミラ「ん、もうそんな経つん?早いな―」

ミラ「おっちゃんジェナ姐、それじゃ行ってくるわ!」

エルリンドル「次のお仕事かい?いやー、市民権を得るってのは大変だねぇ。頑張ってくれよ」

ジェナッサ「応援してるわよ、二人とも」 

モニカ「ありがとう。エルリンドルさん、姐さん。それじゃ行ってくるわ」 

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 ドラゴンズリーチ、宮廷

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モニカ「首長、ただいま参りました」
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 バルグルーフ首長「二人とも、昨日はよく眠れたか?」

ミラ「うんバッチシ!お酒もちゃんと呑んでこんかったで!偉いやろ?」

バルグルーフ首長「そ、そうなのか?まあ、羽目を外し過ぎないのは良いことだ」

ミラ「せやろ!もっと褒めてええんやでー?」

モニカ「ちょ、ちょっとミラ…首長に失礼よ」
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バルグルーフ首長「はっはっは!いいさいいさ。よしよし、ミラ。キミは元気で良いコだ。この調子で次の仕事も頑張ってくれるな?」

ミラ「へへへ、もちのろんやで!次の仕事って何すればいいんー?」
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バルグルーフ首長「プロベンタス、話してやれ」

プロベンタス「はは。…ゴホン!ではこれより次なる仕事の内容を伝える。フェザーショット姉妹、心して聞け」
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ミラ「どきどき」

モニカ「…」
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プロベンタス「ファルクリース周辺の古代遺跡の発掘調査、及びその任務に当たる研究員の護衛。
    それが今回の任務だ」
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ミラ「こだいいせきのはっくつちょうさ…?ごえい…?…つまり誰かの用心棒をすればええってこと?」

プロベンタス「そうだ。今回の任務にあたりその研究員が同行者として付く。しっかりと護衛するように」 

ミラ「同行者…って誰なん?」

プロベンタス「その者の事は後で紹介する。続けていいか?」

モニカ「ええ、どうぞ。他にも何かやることが?」

プロベンタス「うむ。古代遺跡の他に、もう一つ調査してきてもらいたいものがある。というより、そちらの方が本命だな」
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ミラ「遺跡の他に?そっちのが重要なん?」

モニカ「それで、何を調べればいいの?」
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プロベンタス「ファルクリースの内情だ」 

ミラ「…ないじょう?」

モニカ「…つまり偵察ってこと?」
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バルグルーフ首長「続きは俺が説明しよう」

バルグルーフ首長「…一つ目の仕事の説明の時に、ファルクリースへの牽制に兵を割いていると言ったろう?それはファルクリースの前首長、
      デンジェールが新ストームクローク派だったからだ」

バルグルーフ首長「ホワイトランは内戦において中立の立場を表明しているにもかかわらず、奴の代の時は度々街の境界付近まで兵を出して来たりと
      挑発が耐えなくてな」

バルグルーフ首長「だが息子のシドゲイルに代替わりして以降、ファルクリースの動きは随分と大人しくなった」

バルグルーフ首長「その理由がシドゲイルがストームクロークに肩入れするつもりがないからなのか、もしくは何か別の思惑があってのものなのか。
      それを調べてきてもらいたい」

バルグルーフ首長「もし奴が新ストームクローク派でないというのなら、ファルクリースへの備えに多くの兵を置く必要はなくなる」

バルグルーフ首長「それで余った兵を治安維持に回せば、アイアンハンド団のような連中が今後領内でのさばることもない」
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モニカ「…なるほど」

モニカ「どうしてわざわざ領外の遺跡の調査なんてするのか疑問でしたが、これで納得できました」

バルグルーフ首長「本来の目的を悟られないための偽装、という訳だ。ファルクリースを刺激するようなことはなるべく避けたいからな」
 
バルグルーフ首長「本命は偵察とはいえ、発掘調査の方も決して疎かにはしないでくれ。
      ウチの宮廷魔術師たっての希望だからな。同行者の安全には、最大限気を配ってくれ」

バルグルーフ首長「どうだ、やってくれるな?」
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モニカ「もちろんです、首長。全力を尽くします」

ミラ「任しときー!護衛に偵察、やることは多いけどアイアンハンド団よりはよっぽど楽ちんやで!」
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 バルグルーフ首長「うむ、くれぐれも頼んだぞ」

プロベンタス「それでは同行者を紹介しよう。二人とも、付いて来い」 

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ファレンガー「来たかプロベンタス。話していた護衛というのはその二人か?」

プロベンタス「ああそうだ。あのアイアンハンド団を倒したんだ。実力は折り紙つきさ。これでお前も安心だろう?」

ミラ「このおっちゃんが同行者なん?」

プロベンタス「ん?いんや違う。ファレンガーは宮廷魔術師だ。多忙の身でな。ここを離れる訳にはいかんらしい」

ファレンガー「おっちゃんとは私のことか…?まあいい。今回の発掘調査の任に当たるのは私ではない。私の弟子だ」
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ファレンガー「来なさい、ノーラ」 
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ノーラ「…はい、先生」

ファレンガー「この二人がお前の護衛だそうだ。さあ、挨拶しなさい」
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ノーラ「名前はノーラ。魔術師見習い…。今回は研究員として随行します。…よろしく」
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ミラ「よろしくーって、ん…?その顔どっかで…」 
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ノーラ「え?…」
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ミラ・モニカ・ノーラ「「「あっ!」」」 

 

この再会は偶然?必然?
To be continued...